RemergeはAppsFlyerのクリックトラッキングリンクを使用して、以下を達成します。
- ユーザーをアプリ内の製品ページに直接、的確にリンクさせることで、最適なユーザーエクスペリエンスを実現します。
- RemergeのクリックをAppsFlyerに通知します。
ユニバーサルリンク
2015年のiOS 9のリリース後、Appleはユニバーサルリンクを市場に導入し、iOSにおけるディープリンクの処理方法を変更しました。ユニバーサルリンクはiOS 10以降の標準となっています。ユニバーサルリンクはiOSのエコシステで固有に使われるディープリンク機能を果たしています。
ユニバーサルリンクは、マーケティング活動を最大化したいときに特に威力を発揮します。このため、お客様のユニバーサルリンクを可能な限り早めに弊社に提供していただきますようお願い致します。以下の例は、現在Remergeから配信中のキャンペーン(匿名)の実績です。クライアントのアプリにユニバーサルリンクを導入後、すぐにリエンゲージメント率が増加(500%も!)しており、ユーザーエクスペリエンスに明確な効果が出ています。
リエンゲージメント率:
OneLink
AppsFlyerは、一意のトラッキングリンクであるOneLink™を提供します。このリンクでは、1回のクリックのみで、デバイス検出とリダイレクト、ディープリンク、遅延ディープリンクの3つの主要機能を利用できます。Onelinkを、すべてのOSバージョンで機能するiOSユニバーサルリンクに変更できます。AppsFlyerのOneLinkとベストプラクティスの詳細については、OneLink Overview(OneLinkの概要)ページをご覧ください。
AppsFlyerは、アプリを開くことのみを目的としてユニバーサルリンクを採用しています。つまり、ユーザーはまだ適切なページにディープリンクされていません。実際に、AppsFlyerはディープリンクスキームを活用して、すべてのOSバージョンでスムーズなユニバーサルリンクパフォーマンスを保証します。つまり、AppsFlyerでは、ユーザーをアプリ内の正確なページにリダイレクトするために、生のディープリンクカスタムスキーム(myapp://...)が必要です。
よりわかりやすい実装の説明のため、開発者向けとマーケター向けに分けました。ご不明な点がございましたら、Remeregeの担当アカウントマネージャーまでお気軽にお問い合わせください。
開発者ガイド
前提条件:AppsFlyer ユニバーサルリンクをスムーズに機能させるには、ディープリンクが不可欠です。したがって、ユニバーサルリンクの実装を開始する前に、アプリがディープリンクで動作するようになっていることを確認してから、次の手順を実行してください。
1. アプリのチームID/アプリのプレフィックスを取得する
- Apple Developer Portalにログインし、View Account(アカウントを表示) > Account Summary(アカウントの概要)に進み、アプリのTeam IDとApp Prefixを取得します。
2. アプリへのOneLinkサブドメイン&リンクを設定する
- AppsFlyerアカウントにログインし、ナビゲーションメニューに移動し、Configure OneLink(OneLinkの設定) > iOSまで下にスクロールして、Enable iOS 9 Universal Links for deep linking(ディープリンク用にiOS 9ユニバーサルリンクを有効にする)にチェックを入れます。
- Team ID(チームID)/App Prefix(アプリのプレフィックス)(手順1で取得したもの)を入力します。保留中のアプリの場合、iOS App Bundle ID(iOSアプリのバンドルID)も入力してください。詳細については、AppsFlyerのOneLinkディープリンクガイドをご覧ください。
- サブドメインを作成します(まだ作成していない場合)。
- Deep linking Custom URL Scheme(ディープリンクカスタムURLスキーム)(iOS8/Android 5以降) ボックスにディープリンクスキームを入力します。
3. アプリを承認済みドメインにリンクする
- アプリに移動して、以下のように、Associated Domains(関連付けられたドメイン)の隣にあるEnabled(有効)ボタンをONにすることで承認済みまたは関連ドメインを登録します。
- サブドメインxxx.onelink.meを関連ドメインのリストに追加します。承認済みドメインのリストは次のように表示されます。
- AppsFlyerは、お客様に代わってonelink.meサブドメインのApple-App-Site-Association (AASA)ファイルをホスティングします。
4. アトリビューション&ディープリンク用のAppsFlyerのSDKを有効にする
onAppOpenAttributionメソッド
AppsFlyerのonAppOpenAttribution SDK関数はデータを解析し、ハッシュされたオブジェクトを介してデータを返します。ただし、ユーザーがユニバーサル/アプリリンクを使用して直接ディープリンクされている場合、AppsFlyerを通過せずにアプリが直接開くため、onAppOpenAttribution関数は解析されていない完全なリンクを返します。
onAppOpenAttribution SDK関数は、AppsFlyerがすべてのユーザータイプの完全なリエンゲージメントデータにアクセスできるようにします。これを実現するには、以下のガイドラインに従ってください。
- continuteUserActivityおよびopenURLメソッドをアプリに統合します。ContinuteUserActivitとopenURLは、AppsFlyerのSDKにアプリのオープンを通知する2つの方法です。ただし、各メソッドは特定の(以下に掲載されている)iOSバージョンに適用できます。両方のメソッドを使用していることを確認してください。これにより、Remergeはユニバーサルリンクと生のカスタムスキームディープリンクプロトコルの両方をサポートできるようになります。(各メソッドのコード例は、AppsFlyerのiOS向けSDK統合のディープリンクの実行セクションにあります):
- iOSバージョン9以降 - continuteUserActivityメソッドでは、ユニバーサルリンク経由のアプリのオープンをAppsFlyerのSDKに通知します。
- iOSバージョン10以上 - openURLメソッドでは、生のカスタムスキーム経由のアプリのオープンをAppsFlyerのSDKに通知します。
- ユーザーをアプリ内の適切な場所にディープリンクするために、onAppOpenAttribution関数がパラメータから、特にaf_dpからすべてのデータを抽出していることを確認してください。af_dpパラメータ値を使用して、すべてのディープリンクシナリオで統一されたロジックを作成してください。
以下のフローチャートと説明は、iOSのディープリンクプロセスを示しています。
5. 更新されたアプリをAppstoreに送信する
- 上記の手順が完了したら、アプリの更新をAppstoreに送信します。ご注意ください:Onelinkは、更新されたアプリバージョンを使用しているユーザーに対してのみ機能します。
マーケターガイド
このページではAppsFlyerでiOSトラッキングリンクを生成するプロセスについて説明します。
前提条件:選択したフォールバックオプションがiOS Appstoreであることを確認してください。
1. アプリ内リターゲティングを有効にする
- AppsFlyerアカウントにログインし、アプリを選択します。
- App Settings(アプリの設定)をクリックして、ページ下部にあるEnable Re-Targeting Campaign Measurement(キャンペーンのリターゲティングの測定を有効にする)をONにします。
2. Remerge見つけてを有効化する
- ダッシュボードの左側にあるナビゲーションメニューに移動し、Configuration(構成)まで下向きにスクロールして、Integrated Partners(統合されたパートナー)を選択します。
- 検索フィールドにRemergeと入力してRemergeを見つけ、そのロゴをクリックして設定ウィンドウを開き、Activate Partner(パートナーの有効化) をONにします。ステップ別ガイドとIntegration(統合)タブの詳細については、AppsFlyerによるイベント転送ガイドをご覧ください。
3. Remergeアトリビューションリンクを生成する
AppsFlyerの設定画面は、Integration(統合)、Attribution Link(アトリビューションリンク)、Cost(コスト)、Ad Revenue(広告収益)、Permissions(権限)の5つのタブで構成されています。Remergeを使用してキャンペーンで使用するアトリビューションリンクを作成するには、Attribution Link(アトリビューションリンク)タブをクリックします。注意:URLの作成、ウィンドウ、およびキャンペーン設定の他の側面を支援するように設計されたウィザードのみを使用しているため、AppsFlyerは、生成されたアトリビューションリンクを自動的に保存しません。Attribution Link(アトリビューションリンク)タブをクリックすると、次の画面が表示されます。
- パラメータの追加 - クリック属性リンクはパラメータで構成されています。このパラメータは、キャンペーン分析およびマーケティング戦略のために後で利用できるインサイトを提供します。パラメータの追加は、次のいずれかの方法で実行できます。
1. テンプレートを活用する - 以下に示すようにフィールド(プレースホルダー)を空欄のままにしておくことができます。ユーザーに代わってパラメータが動的に入力され、実際の値に置き換えます。
2. 別な方法として、以下に示すようにパラメータを手動で追加することもできます。事前定義されたパラメータは、新しいパラメータや値に置き換えることができます。
ご注意ください:手動でパラメータを追加する場合、af_sub5パラメータは使用しないでください。Remergeが内部のデバッグ目的でこのパラメータを利用します。
以下は、Appsflyerのユーザーインターフェイスに実装されているパラメータと値の標準化されたリストです。
&clickid={clickid}
&advertising_id={device_id_raw}
&c={campaign_name_raw}
&af_c_id={campaign}
&af_ad={ad_name}
&af_ad_id={ad}, &af_siteid={partner}
&af_sub_siteid={publisher}
- リターゲティングのセットアップ - 以下に示すように「Retargeting Settings(リターゲティング設定)」をONに切り替えて、リターゲティングを有効にします。リターゲティングが有効になると、AppsFlyerは自動的にis_retargeting=trueトラッキングパラメータをターゲットURLに追加します。これで、RemergeトラッキングリンクがリターゲティングアトリビューションリンクURLになります。
- Use OneLink(OneLinkを使用する)オプションを選択してOneLinkを設定し、以下のように、お使いのRemergeキャンペーンOneLinkを選択します。OneLinkは、クリックトラッキングリンクをアプリ固有のものからOneLink URLに変更します。
- ディープリンク情報を追加します。可能な場合は、アプリ内の正確な製品ページにつながるディープリンクパス(未加工)を入力してください。これが不可能な場合は、アプリを開くだけのディープリンク(未加工)を入力してください。Deep Link URL(ディープリンクURL)ボックスにディープリンクのデータを入力すると、ページ下部にあるトラッキングリンクにaf_dp= parameterが反映されます。前述のとおり、ユーザーエクスペリエンスを高めるため、ランディングページへの正確なパスを提供することをお勧めします。
- 非アクティブウィンドウを追加することができます。追加する場合は、以下の手順に従ってください。
- 「リターゲティングではアクティブユーザーを無視する」オプションをONにし、有効にします。
- 「非アクティブウィンドウ」オプションに移動し、希望のタイムフレームをスライダーで設定します(範囲は1日~30日)。
- 「リターゲティングではアクティブユーザーを無視する」オプションをONにし、有効にします。
ページ下部にある、最終Remergeアトリビューショントラッキングリンクに非アクティブ期間パラメーター(今回の例では、af_inactivity_window=7d)が追加されます。
ただし、スケールとパフォーマンスを最大化するためには、「リターゲティングではアクティブユーザーを無視する」のトグルをOFFにしておくことを強くお勧めします。
- リエンゲージメント期間を選択する - 以下のスクリーンショットのように、ユーザーのアプリ内イベントをRemergeに関連付けるリエンゲージメント後の時間枠を設定します(値の範囲は1〜90日、最大23時間、または無期限です) 。AppsFlyerは、選択した値を&af_reengagement_window=xアトリビューションリンクパラメーターに入力します。
- クリックスルーのルックバック期間を選択する - クリックからリエンゲージメントまでの最大経過時間を設定します(以下を参照)。AppsFlyerは、選択した値を&af_click_lookback=xトラッキングリンクパラメーターに入力します。AppsFlyerのルックバック期間の詳細については、 ルックバック期間設定ページをご覧ください。
Remergeアトリビューションリンクは最終的に、次のような構造になっている必要があります。
pid=remerge_intはRemerge固有の識別子であり、これにより、AppsFlyerにRemergeからのクリックが通知されます。最終的なアトリビューションリンクをRemergeに送信する前に、pid=remerge_int パラメーターがトラッキングリンクに含まれていることを確認してください。
4. RemergeアトリビューションリンクをRemergeと共有する
上記の手順が完了したら、公開する前に、Remergeアカウントマネージャーに最終的なRemergeアトリビューションリンクを提供してください。
注意:AppsFlyerのカスタムリンク作成ツールを利用した場合は、必ず当社に完全なリンクを送信してください。ロングリンク/短縮リンクの詳細については、AppsFlyerのCreating Links(リンクの作成)ページをご覧ください。